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シルバー

自然銀
Silver【Kongsberg,Buskerud/Norway】■22mm


元素鉱物・等軸晶系
Ag
硬度:2.5-3
晶癖:8面体・12面体・樹状・針金状など
比重:10.1-11.1
条痕:銀白色
劈開:なし
断口:ぎざぎざ
光沢:金属光沢
屈折率:−
発見年:−

銀と言えば硬貨やアクセサリでもおなじみなので説明の必要もないほどですが、自然の銀はなんとも言えない形状をしています。写真の銀は比較的大人しいほうなのですが、大体はワイヤーとか髭とか呼ばれ(というよりその形状の方が愛好家に好まれるのですが)ホラー映画ばりに気持ちの悪いものから、竜みたいな芸術的形状をしたものまで様々。
さながら自然の銀アート展ってな感じなのです。
■シルバー(自然銀)について・・・
その昔は白銀と呼ばれ金よりも価値を持つものとされていましたが、16世紀に世界各地から銀が産出するようになったため価値が大暴落、現在の扱いに至っています。
銀については抗菌剤、医療用と工業用途にも幅広く利用されていて、解説すると限がないのですが主な用途はやはり装飾品、特にリングやチェーンといったものに加工されています。

銀製品を持っている方ならお分かりだと思いますが、空気中に放置していると(硫黄分と結合して)表面の艶が失われきます。自然の銀もしばらく放置していると同じように表面が硫化銀(アカンサイト)で覆われてしまい黒ずんでしまいます。
酸で溶けてしまうためネックレスなど皮膚に触れる銀製品の場合だと、この表面の成分が汗で溶け出して炎症の原因になったりします。私はなります。

名前の由来は古代英語の「seolfor」から来ていますが、元々の意味はわからなくなっています。元素記号Agは銀を意味するラテン語「argentum」から付けられています。
金・銀・銅みんなまとめて銅グループ(または金グループ)なのですが、価値的にひとくくりし辛いのか、元素的に違うからか、そのあたりはあまり触れられません。

日本でも各地で産出しますが、その昔、石見の銀山と言えばそれこそ戦国時代から有名な銀の産地でした。今では地域一帯文化財に指定され、世界遺産にも登録されています。「間歩」と呼ばれる坑道の一部は見学可能になっているそうです。

■銀の真の価値は人の思い込みにあるという。
銀は工業用に取引されるため、今日の銀相場など見ると価値がすぐわかります・・・。なのですが、ワイヤー銀や髭銀の形がたまたま芸術的に見えてしまうとコレクター向けにありえないほどの高値が付くことも。
過去に見た竜の形をしたワイヤー銀(これが見事にそのようにしか捉えられない素晴らしいものでした)は、それこそ6cm程度の横幅でしたが40000ドルでした。
盆栽みたいなものですね。

■シルバーいろいろ
ワイヤー銀
▲針金状の銀はくねくねと、時にはアートのように様々な形をみせます。(ボリビア産)


photo by annfell
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【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
フリーランスのシステムエンジニアとして日々研鑽中。
世界の天然石コレクターを目指して勉強中。
カード占いも修行中。
パソコン歴25年
石を集めたり、歌うたったり
絵を描いたりして生活している謎の人です。
興味のある方はこちらにメールしてくださいまし。

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>> この子誰?
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>> 鉱物とカテゴリーについて
鉱物は1種類1ページで紹介しています。(登録数が 300種類になりました。)
種類については一般的と思われる場合には流通名でも分けています。 カテゴリーは基本的に鉱物グループごとになっています。ただしグループに属していないものや、グループに加えてしまうと判らなくなってしまいそうな場合は、個別に分類しています。
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>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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