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サニディン

玻璃長石
Sanidine【Benono,Betroka/Madagascar】■30mm

第2版


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・三斜晶系
(K,Na)AlSi3O8
硬度:6
晶癖:短柱状
比重:2.56
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.51-1.53
発見年:1808年

結晶の形が綺麗に残っている玻璃長石です。長石は結晶の形が残っているものが余り出回っていなく(綺麗なものは大抵宝石にされるからでしょうか・・)その意味でも珍しいです。
この長石も黄色なので、うちの他の長石とも見分けが付け辛いところが何とかなってくれないかと思ったりもしますが、綺麗なので良しと。
■サニディン(玻璃長石)について・・・
高温から急速に冷え固まって結晶化してできたため、長石の中でも最もランダムな結晶構造を持つというのがサニディン。火山岩の中に普通に生えていたりするアルカリ長石で、たいていは小さくガラスのように透明な短柱状をしています。たまに何十センチもの大きな結晶もあるようですが。そんなところからギリシャ語で「小さな板(sanis)に見える(idos)」という意味で名づけられました。
ムーンストーンの性質を示すものがたまにあったりもします。

ドイツのアイフェル地方、フランスのオーベルニュ他、メキシコ、カナダ、アメリカなどで採取されます。日本でも質の良いものが産出するそうです。

■ちょっとドイツの話。
鉱物コレクターと言えばドイツ人というぐらいで、世界の鉱物の値段を釣り上げているのも彼らだとか言う話もあるのですが。まぁとかくドイツは昔から鉱物がいろいろと身近にある所なのです。
南部にあるネルトリンゲンと言う町は、その昔リース隕石が落ちた跡の窪地に作られたというところですが、この隕石と言えばモルダバイトですね。なんだか筋金入りですね。
写真のサニディンが産出した場所である、ドイツ南西部にあるアイフェル地方には太古の火山活動によってできたスコリア(岩滓)が広がっていて、アウインをはじめいろいろな鉱物が採取できるのです。いいですね、ドイツも行ってみたくなります。

■サニディンいろいろ
玻璃長石
▲色彩も良く透明感も高くて中央に綺麗な虹も見えるのですけど、塊チック。(ドイツ産)

photo by annfell
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【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
フリーランスのシステムエンジニアとして日々研鑽中。
世界の天然石コレクターを目指して勉強中。
カード占いも修行中。
パソコン歴25年
石を集めたり、歌うたったり
絵を描いたりして生活している謎の人です。
興味のある方はこちらにメールしてくださいまし。

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>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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