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リディコータイト

リディコート電気石
Liddicoatite【Tien Mine,Yenbai/Vietnam】■25mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
Ca(Li2,Al)Al6(Si6O18)(BO3)3(OH)3(OH)
硬度:7.5
晶癖:柱状・針状
比重:3.05
条痕:無色または灰色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.61-1.64
発見年:−

分析しないと判らないのでリディコータイトとして明確にされているトルマリンは非常に少ないうえ、綺麗なものはほとんど出回っていないの現状です。
ということで長いこと探してたのですが、綺麗なリディコータイトがようやく手に入りました。
でもトルマリンってその透明感を写真に撮るのが難しいです、ほんと。
■リディコータイト(リディコート電気石)について・・・
リディコータイトはトルマリンの一種で、詳細に分析される以前はエルバイトとして認識されていました。カルシウム分が多いだけでエルバイトと区別はほとんどできないのですが、現在は別種のトルマリンとして扱われています。
輪切りにすると三角形の模様が現れるものがあり、その形から「メルセデス」と呼ばれ一部に人気があったりします。

大きくフッ素タイプのものと水酸基タイプのものとがあります。フッ素タイプのものはフローリディコータイトとして別途に扱われます。大抵はフッ素タイプのもので、マダガスカルで産出するこの手のものは黄色と赤色のグラデーションを持ったもののようです。

この鉱物の名前は、アメリカの鉱物学校の学長で宝石学者だった、Richard T. Liddicoat氏の名前に因んでつけられています。

■写真の結晶のこと。
新鋭の鉱物屋さんがミネラルショーに出店していたのがこのトルマリン。
透明度がかなり高くて綺麗なのですが、その色合からするとこれはフッ素タイプの物かもしれません。
この鉱物は以前だいぶ探して、ようやく見つけたものをある業者から買ったのですが、間違ってどこかに送られたようで、家に届かずにお金が戻ってきました。
そんなこんなで手に入れたことに思い入れがあるという鉱物だったりします。

photo by annfell
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【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
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>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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