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レインボーガーネット(アンドラダイト)

灰鉄柘榴石
Andradite var.Rainbow【Sonola/Mexico】■17mm


珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)・等軸晶系
Ca3Fe3+2Si3O12
硬度:7-7.5
晶癖:菱形12面体・偏菱24面体
比重:3.36-3.68
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.752
発見年:1943年

伝説とも言われるソノラのレインボーガーネットなのです。
伝説の鉱物がいまここに、っていうのはこのサイトでは良くある話なのでさておきまして。
オパールみたいな美しい虹色の光が撮れたので、上の部分が影になってしまっていても良し!という、美しさ重視の写真です。
原石の形状通りとはいえ表面研磨されちゃってますし。
■レインボーガーネットについて・・・
何層もの薄膜構造になっているために、オパールやラブラドライトのような光の干渉が見られる、特異なガーネットです。半透明ですが、その虹の美しさから宝石として扱われています。
産出量が極めて少なかったことに加え、諸事情により非常に入手困難であるため、その存在が伝説と化しているレアストーンです。

日本の天川村で産出することで有名になったレインボーガーネットですが、その後の調査によって、それらは主にグランダイトの変種であることが判明しています。
それに対し、メキシコはソノラ州エルモシーヨから産出したレインボーガーネットは、アンドラダイト種の変種ガーネットになります。
アメリカから同種のガーネットが産出したものの、比べ物にならない程度のものでしたので、宝石質のアンドラダイト種レインボーガーネットは、ソノラのものが唯一となっています。

■写真の結晶のこと。
まず、下の未研磨原石。透明感もあり美しいのですが、どう頑張っても虹がでません。
産地は同じですし超貴重品ですが虹が出ません。仕方がないので下にいってもらいました。
未研磨がそうであるのは当然と言え、上の写真のように美しい虹がでるものはもれなくカットされているからです。
トップの写真は原石の形状を残して磨いたものなので、(個人的にはその点が惜しいのですが)この石に関してはここで手を打つしかないでしょうね・・・。

■レインボーガーネットいろいろ
未研磨レインボーソノラの宝石
▲なかなかの透明感。綺麗ですが虹がなければただのガーネットですよね・・・▲宝石ともなると玉虫のような虹があまりに美しく、ガーネットってなんだっけ?状態。

photo by annfell
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【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
フリーランスのシステムエンジニアとして日々研鑽中。
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カード占いも修行中。
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>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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