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アンドラダイト

灰鉄柘榴石
Andradite【Ural/Rusia】■27mm


珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)・等軸晶系
Ca3Fe3+2Si3O12
硬度:6.5-7.0
晶癖:菱形12面体・偏菱24面体
比重:3.8-3.9
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.887
発見年:1868年

真黒なガーネットもありまして。つやつや黒々としているわけですが、うちのサイト的には写真が撮りづらいうえに光を当てると何故だか一部が燃えているように中からオレンジに光ります。
そう書くとなんだかかっこいいものに思えてきましたが、やはりガーネットとしての黒は華やかさに欠けちゃうかも・・・
■アンドラダイト(灰鉄柘榴石)について・・・
ガーネットの中でも鉄とカルシウム成分のものをアンドラダイトと呼びますが、さらにチタンが混じると真黒く透明感がないものが出来上がります。
アンドラダイトは光の分散度がダイアモンドより強いため、宝石としてカットすると強い輝きを放ちます。
黄色のものはトパゾライト、黒いものはメラナイトと呼ばれて取引されますが、中でも緑色をした「デマントイド」は宝石の中でも高額で取引されるほどです。

この鉱物名は、ブラジルの優れた政治家で博物学者だった「José Bonifácio de Andrada e Silva」氏の名前から付けられています。ポルトガルの歴史上重要な人物ですが、学者としても4種類の新鉱物と8種類の未知の鉱物を発見した功績が残っています。

世界中で産出が見られますが、特に質が高いものはロシアのウラル地方やイタリアのバルマレンコといったガーネットの有名産地のものになります。

■写真の結晶のこと。
綺麗な単結晶なのですが、写真の結果はご覧のとおり。まるで燃える炭のようである意味綺麗なのですが、独特のツヤ感はあまり表現できていないようです。
仕方がないので言葉で表現しますと、カットされたメラナイトのその様は磁力でコリを治す医薬品のマグネットみたいな。

■アンドラダイトいろいろ
灰鉄柘榴石
▲カザフスタン産のアンドラダイト群晶。まぁ黒バックで黒い結晶ですから・・・


photo by annfell
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【アンフェル】
アンフェル
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>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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