![]() ウォーターメロントルマリン![]() Watermelon Tourmaline【Espirito Santo/Brazil】■35mm 珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系/三方晶系 Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4 硬度:7-7.5 晶癖:柱状・針状 比重:3.0-3.2 条痕:無色または灰色 劈開:不明瞭 断口:貝殻状−不平坦 光沢:油脂・ガラス光沢 屈折率:1.61-1.64 発見年:− 外が緑で中が赤色をしたトルマリンはウォーターメロン=スイカという名前で呼ばれています。ブラジルのミモソ・ド・スル鉱山から産出した、頭まで完全に赤い見事な結晶です。 緑と赤のコントラストがスイカ風キャンディみたいな絶妙な雰囲気を出しています。
■ウォーターメロントルマリンについて・・・
緑と赤の二色のトルマリンはバイカラートルマリンとして結構普通にあるのですが、中心が赤、外側が緑のトルマリンは見た目の通りウォーターメロンと呼ばれて特別扱いされています。 トルマリンの種類としてはエルバイトまたはリディコートトルマリンに属していまして、ブラジルまたはアメリカから産出がみられます。 スライスしたものはふちの緑と内部の赤色のコントラストがより美しく強調されることから宝飾用として重宝されています。 またこのタイプのトルマリンは中心からに3方向に黒いラインが入ることがあって、真上から見るとベンツマークに見えることからメルセデスの愛称で諸外国のコレクターに好まれているそうです。 ■写真の結晶のこと。 今ではあまりに産出しないので、センターの赤色が途中までのどちらかというとバイカラーなものでも、ウォーターメロントルマリンとしている場合がしばしば。本来はブラジル産のトップまで赤色が入ったものをウォーターメロンと称していたのだそうですが。 色が淡く透明感があることで中心の赤色がはっきりわかる上、頭部の結晶面がしっかりしているものはなかなかに珍しいと思われます。 ■ウォーターメロントルマリンいろいろ
2010.07.07 Wednesday 00:35 [トルマリン]
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