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インペリアルトパーズ

インペリアルトパーズ
Imperial Topaz【Minas Gerais/Brazil】■25mm

第2版


珪酸塩鉱物・斜方晶系
Al2SiO4OH2
硬度:8
晶癖:柱状
比重:3.4-3.6
条痕:無色
劈開:底面に完全
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.609-1.617
発見年:1735年

インペリアルトパーズと言えばオレンジ色のトパーズ。この黄金色の色彩が、トパーズを代表する色として広く知られています。小ぶりながらも透明感とトパーズらしさを兼ね備えたこの結晶は、まさに自然の芸術品ですね。
蜂蜜飴みたいなおいしそうな色をしていますよね・・・。
■インペリアルトパーズについて・・・
インペリアルトパーズはブラジルはミナスジェライス州の古都オウロ・プレトから1735年に発見されました。
表面は他のトパーズよりもより特徴的な条線で囲まれ、(よほど上質のもの以外は)中がクラックだらけなのですが、その鮮やかなオレンジの色彩が他のトパーズと一線を画している魅力になっています。また日光の下で退色することがないのも特徴です。

過去の話ではありますが、シトリンが(意図的に)「トパーズ」として世界中に売られていた時期があります。ブラジル政府がブラジル産の本物のトパーズと区別するために、本物のトパーズにこの名前を付けたのです。インペリアルの冠名は、今までの黄色より美しい金色だという意味も含めて名付けられたものでもあるそうです。
インペリアル(皇帝の)というだけあって透明感があり鮮やかで品のある黄金色は、その名前の重みに負けないだけの存在感を持っているように思えます。

■インペリアルトパーズの色。
トパーズの中でもインペリアルトパーズは価値が高いとされていますが、紫色のインペリアルトパーズが発見されてからというものの、ピンクや紫色のインペリアルトパーズのほうが本来のブラジル産のオレンジ色よりも稀少とされています。
さらにオレンジ色があまり人気がないために、折角でてきたものも人為的に加熱してピンクや赤に変色させてしまうケースもかなりあるそうです。しかも区別が付きづらい。
トップには典型的なインペリアルトパーズを据えましたが、実のところ下のバイカラーのほうが大きめで非常に希少な結晶です。

■インペリアルトパーズいろいろ
ピンクインペリアル・トパーズインペリアルトパーズ・ルース
▲稀少なバイカラーインペリアルトパーズ。向こう側表面の溝や条線が写りこんでいるだけで、実のところ内部には傷一つないです。
▲インペリアルトパーズの上質なルース。独特の光沢感と色彩で写真にその色をおさめるのが非常に難しいのです。

黄色いインペリアルトパーズインペリアルトパーズ
▲頭が少し欠けていますが、オウロ・プレトから産出した透明感の高い宝石質のものです。色は少し変わっていますが。▲インペリアルトパーズの特徴が良く出ている模範的な色彩の結晶です。クオリティーまで模範的。

photo by annfell
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【アンフェル】
アンフェル
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鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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