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アウイン

アウイン
Haüyne【Laacher See/Germany】■12mm

第2版


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・等軸晶系
(Na,Ca)4-8Al6Si6(O,S)24(SO4,Cl)1-2
硬度:5.5-6
晶癖:菱形12面体・8面体
比重:2.5
条痕:青−白色
劈開:明瞭
断口:不平坦−貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.49-1.51
発見年:1807年

ドイツはアイフェル地方にあるカルデラ湖「Laacher See」で採れた、宝石質の非常に綺麗なアウインの結晶です。3大ブルーと称される深みのある青色があまりにも美しかったので、前の写真のものと差し替えてみました。
この結晶も結構大きくて5mmあります。
久々の更新なのでいろいろと考えた結果、100回記念だったアウインを差し替えるという英断?に。。
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ブルーアパタイト(フローアパタイト)

ブルーアパタイト
Blue Florapatite【Mogok/Myanmar】■33mm


リン酸塩鉱物・六方晶系または単斜晶系
Ca5(PO4)3(F,OH,Cl)
硬度:5
晶癖:柱状/板状
比重:3.1-3.2
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.63-1.64
発見年:1786年

天然色彩で透明度が高い宝石質なブルーアパタイトとか言われると、それはもう驚きの代物な訳で。しかもそこらのアクアマリンよりも綺麗に見えるのは気のせいじゃないですよね。
この地区でも限られた場所でしか出なかったアパタイトは、この最良のものを除けば、そのほとんどは表面が艶消しの霜降りだったのだそうで。
某海外コレクターのコレクションだったものだけに常識の範囲を超えてきます。
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ムーンストーン

ムーンストーン(ペリシテライト)
MoonStone【Arusha/Tanzania】■27mm

第2版


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・三斜晶系
KAlSi3O8
硬度:6-6.5
晶癖:短柱状
比重:2.5-2.6
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.51-1.54
発見年:−

ムーンストーンといえば6月の誕生石でもありまして、私の特に好きな石の一つです。
が、こと原石となると基本的に綺麗な結晶をしているものがないんですよね。
なんででしょうね。
昔から青いシラーがでる長石をムーンストーンと呼んできた歴史があるわけですが、この美しい青い光と透明度を見るとそのように呼ばれてきた想いがわかるようです。
そのうちスリランカのロイヤルなムーンストーン原石も探して紹介したいところです。
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ソーダライト

方ソーダ石
Sodalite【Sar-E-Sang,Badakshan/Afghanistan】■17mm

第2版


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・等軸晶系
Na4Al3Si3O12Cl
硬度:5.5-6
晶癖:塊状・稀に八・十二面体
比重:2.3
劈開:微弱
断口:不平坦−亜貝殻状
条痕:淡い青色(白部分もあり)
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.48
発見年:1811年(命名)

ソーダライトの青色はロイヤルブルーと言われるほど濃く澄んだ彩。
昔から宝飾品に使われているだけに不思議な雰囲気を持っています。
結晶自体が珍しいのですが、これは質も高いので貴重かも・・・
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タンザナイト(ゾイサイト)

灰簾石
Zoisite var.Tanzanite【Merelani Arusha/Tanzania】■20mm

第2版


珪酸塩鉱物(ソロ珪酸塩)・斜方晶系
Ca2Al3(SiO4)(Si2O7)O(OH)
硬度:6-7
晶癖:柱状
比重:3.2-3.4
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.69-1.70
発見年:1967年

透明で青〜青紫色のゾイサイトをタンザナイトと呼びます。この名称はあのティファニーがつけたものとして有名ですが、おかげさまで現在は非加熱のものを探すのも困難だそうで。
深い青色をした不思議な魅力を持った石です。
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カバンサイト

カバンサイトとカルサイト
Cavansite【Maharashtra/India】■20mm

第2版


珪酸塩鉱物(フィロ珪酸塩)・斜方晶系
Ca(VO)Si4O10・4H2O
硬度:3-4
晶癖:柱状
比重:2.2-2.3
条痕:白色
劈開:良好
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.54-1.55
発見年:1967年

小さな青い柱状結晶の集合体が星のようでかわいいのがカバンサイトの特徴です。
ペンタゴナイトとは違って結晶の先端が尖っていないところが見分けるポイント。
ところでなんというか・・・おかしなところにカルサイトが付いていますが、いいんでしょうかそこで。。。
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フローライト

蛍石
Fluorite【Asturias/Spain】■69mm

第2版


ハロゲン化物・等軸晶系
CaF2
硬度:4
晶癖:立方体・八面体
比重:3.0-3.3
条痕:白色
劈開:八面体に完全
断口:貝殻状・平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.43
発見年:−

深い青紫色が美しい結晶の大きなフローライトです。
光を当てると結晶の奥で光が淡く反射して、幻想的な色彩が現れます。
フローライトは産地によって様々な色と性質を持つため、どれ一つとっても同じ感じのものがありません。奥が深い鉱物の一つです。
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リナライト

青鉛鉱
Linarite【Graham Co,Arizona/USA】■16mm


硫酸塩鉱物・単斜晶系
PbCu(SO4)(OH)2
硬度:2.5
晶癖:短柱状
比重:5.35
条痕:青色
劈開:完全
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.81-1.86
発見年:1822年

私の知っている中でも最高と思える綺麗な結晶をした、青く美しい華のようなリナライトです。
アズライトのようでいて鉛系鉱物特有の光沢がある透明感を合わせ持つ繊細な結晶が、まるでガラス細工みたいで触れるのもドキドキです。
実は秘蔵の・・だったのですが、紹介するものに困ってしまって。
これを出してしまうと後が続かないのに・・・
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アズライト

藍銅鉱
Azurite【Kingdom of Morocco】■13mm

第2版


炭酸塩鉱物・単斜晶系
Cu3(CO3)2(OH)2
硬度:3.5-4
晶癖:板状・柱状
比重:3.77-3.89
条痕:青色
劈開:一方向に完全、他方向に明瞭
断口:貝殻状
光沢:土状・ガラス光沢
屈折率:1.73-1.84
発見年:−

絵の具というのは石を磨り潰して作られていたということは知っていても、それを実際に感じられたのはアズライトを見てからでした。
機会があって京都で岩絵具を作るところを見せていただきました。大きさ30cmほどの鉱物というより岩の塊を細かく砕いた後に「水簸製法」と呼ばれる手法で粉末状にしていきます。
なるほどこの濃い青が絵画に使われていて、退色したりするからあのような劣化具合になるわけですね。
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フェロアンドロマイト

含鉄苦灰石
Ferroan Dolomite【Boyaca/Colombia】■20mm


炭酸塩鉱物・三方晶系
CaMg(CO3)2
硬度:3.5-4
晶癖:菱面体・板状
比重:2.84-2.86
条痕:白色
劈開:完全
断口:亜貝殻状
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:1.68
発見年:1791年

気が付いたらマイナーな鉱物が同グループで3種類も揃ってしまいました。
今回は含鉄なドロマイトです。
淡い水色がなかなかに綺麗な鉱物ですが、この色はこのレア鉱物の中でもかなり珍しいらしいのです。
エメラルドで有名なムゾー鉱山から産出したところもちょっとポイントで。
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アフガナイト

アフガン石
Afganite【Badakhshan/Afghanistan】■32mm


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系
(Na,Ca,K)8(Al6Si6O24)(Cl2,SO4,CO3)3・0.5H2O
硬度:5.5-6
晶癖:塊状・稀に六角柱状
比重:2.3
劈開:完全
断口:貝殻状
条痕:白色
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.52
発見年:−

ラピスラズリの中に混じっていたりする、派手さはないものの深い海の青という色彩が心に触れるそんな鉱物です。
しかしこの鉱物に良く見かける、色が剥げちゃいました風の中途半端な水色のもの。ラピスの染めビーズが色落ちするとそんな色になりますけど・・・
あれですか、この色は天然染めですか。
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ヴァークサイト

ボー石
Vauxite【Llallagua,Potosi/Bolivia】■28mm


燐酸塩鉱物・三斜晶系
Fe2+Al2(PO4)2(OH)2・6H2O
硬度:3.5
晶癖:放射状
比重:2.4
条痕:白色
劈開:−
断口:脆い
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.55-1.56
発見年:1922年

こんな感じでも澄んだ青色が目を惹く鉱物で、和名ではボー石と呼ばれています。
この鉱物、顕微鏡レベルですと小さなガラス細工のような結晶の集合体になっていまして、それはそれで良いのですが、うちではそこまでは寄れません。
目で見て綺麗なものは細部も綺麗だということですよ。
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サファリン

サファリン
Sapphirine【Betroka,Anosy/Madagascar】■23mm


珪酸塩鉱物(イノ珪酸塩)・単斜晶系
(Mg,Fe)8(Al,Si)6O20
硬度:7.5
晶癖:六角柱状
比重:3.4
条痕:無色
劈開:不明瞭
断口:不平坦・亜貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.70-1.73
発見年:−

サフィリンとも表されますが、それは発音の差なのでさておきサファイアのような色なのでサファリンという、非常に安易なネーミングですがそれがサファリンです。
変換しようとすると「サファりん」となってしまいますが、それがサファリンです。
・・・まぁ、本当にそれぐらいしかない鉱物なんですけど。
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サファイア

鋼玉
Sapphire【Srilanka】■44mm


酸化鉱物・六方晶系/三方晶系
Al2O3
硬度:9
晶癖:錐状・樽状
比重:4.0-4.1
条痕:無色
劈開:なし
断口:貝殻状−不平坦
光沢:金剛・ガラス光沢
屈折率:1.76-1.77
発見年:−

聖エドワードのサファイアに始まり、古来より聖職者の指輪を飾ってきた神聖な石です。
それだけにその青は他の石とは違った神秘的な色を持っています。
スリランカの漂砂鉱床からこれだけの綺麗な結晶がでてくるのは非常に稀なことです。
実のところ一部地域では比較的結晶が保たれたまま産出するところがあるのだとか。
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カーレトナイト

カーレトン石
Carletonite【Mont Saint-Hilaire Quebec/Canada】■12mm


珪酸塩鉱物・正方晶系
KNa4Ca4Si8O18(CO3)4(OH,F)・H2O
硬度:4-4.5
晶癖:立方体・他
比重:2.45
条痕:白色
劈開:一方向に完全
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.521-1.517
発見年:1971年

カナダのモン・サンチレール(聖イレール山)のみで産出する鉱物の一つで、その美しさが人気なのがこのカーレトン石です。あまり結晶しないらしく、この結晶も高さ7mmと小ぶり。まるで氷のような瑞々しい青の色彩が透明な結晶の中で光ります。
溶けかかっている氷の様で小さいながらカナダの自然を感じます。
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ヘンミライト

逸見石
Henmilite【Takahashi,Okayama/Japan】■12mm


硼酸塩鉱物・三斜晶系
Ca2Cu(OH)4B2(OH)8O
硬度:1.5-2
晶癖:菱形
比重:2.51
条痕:真珠光沢の紫色
劈開:不明
断口:壊れやすい
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.58-1.61
発見年:1986年

日本産鉱物として世界に名だたる数少ない鉱物の一つがこの逸見石です。岡山県は布賀鉱山からしか産出が見られません。
逸見石は少し前からちらほらと目にしていたのですが、この母岩の白さに感心しまして。
このコントラストといい、なんか雪山みたいで美しさを感じます・・・母岩に。
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ラピスラズリ

瑠璃
Lapislazuli【Badakhshan/Afghanistan】■47mm


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・等軸晶系
(Na,Ca)7.8(Al,Si)12(O,S)24[SO4,Cl2,(OH)2]
硬度:5-5.5
晶癖:菱形12面体(結晶面がある場合)
比重:2.4
条痕:明るい青色
劈開:不明瞭
断口:不平坦
光沢:無艶−ガラス光沢
屈折率:−
発見年:−

ラピスラズリ(瑠璃)というよりラズライトの結晶です。ラピスラズリというのは、実はラズライトという鉱物を主体にしていろいろな鉱物が混じっているわけでして、つまりは岩石なのですが・・・まぁこれはほぼ混じりなしなので結晶しているわけです。(裏面にちょっとパイライトがついていますが)
瑠璃は仏教七宝の一つともされているほどで、日本だけでなくどこの国でも一目置かれているまさに特別な石です。
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ユークレース

ユークレース
Euclase【Chivor/Colombia】■10mm


珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)・単斜晶系
BeAl(SiO4)(OH)
硬度:7.5
晶癖:柱状
比重:2.99-3.1
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.65-1.67
発見年:1792年

ユークレースは幻の石扱いされている、儚い感じを漂わせる青い色彩が魅力的な鉱物です。
ばきばきに割れていてかなり小さいのですが、そもそもこの青色がほとんどないのです。稀少です。虹もちょっとでたりします。
自身の目で小さな石をも見切る楽しさが好きなので、ルーペは普段ほとんど使わないのですが・・・このサイズになると”ルーペを使ってささやかな発見をするのが楽しい”というミクロでマニアな領域に入りかけてしまう・・・。
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クリノクレース

斜開銅鉱
Clinoclase【Wolfach,Baden-Württemberg/Germany】■11mm


砒酸塩鉱物・単斜晶系
Cu3AsO4(OH)3
硬度:2.5-3
晶癖:柱状・卓状
比重:4.38
条痕:青緑色
劈開:完全
断口:不平坦
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:1.73-1.91
発見年:1830年

写真では撮りきれないほどに小さいクリノクレースの結晶群です。
この結晶の付いている母岩には、他にも謎の緑鉱物(マラカイトっぽい)や青鉱物(リナライト・・かな?)など小さな仲間たちがいろいろ。ルーペで見ると青と緑の美しい世界が広がっています。
小さすぎる・・・
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ジェレメジェバイト

エレミア石
Jeremejevite【Erongo Usakos/Namibia】■11mm


硼酸塩鉱物・六方晶系
Al6B5O15(F,OH)3
硬度:7
晶癖:柱状
比重:3.27-3.31
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.64-1.65
発見年:1883年

冷たい水の中のような静けさと美しさを思わせる青い結晶です。ジェレメジェバイト(エレミア石)は特定の産地以外では発見されていないうえに、産出自体珍しいという石で、そのうえやたら小さい結晶しかできません。
これも1cmほどなわけですが、その小さい中には大きな結晶以上の神秘性があるように思えます。
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アクアマリン

藍玉
Aquamarine【Erongo/Namibia】■40mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系
Be3Al2Si6O18
硬度:7.5-8
晶癖:柱状
比重:2.6-2.8
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.57-1.58
発見年:−

六角柱の淀みない綺麗な結晶と水のような透明感を持つアクアマリンの原石です。
光が透き通り青く反射する水の色はまさにアクアマリンの名の通りです。
地球が生み出す結晶の中でもこの幾何学的な青の柱は、何か特別な神秘性を感じさせてくれます。
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スコロダイト

葱臭石
Scorodite【Guanxi/China】■13mm


砒酸塩鉱物・斜方晶系
Fe3+AsO4・2H2O
硬度:3.5-4
晶癖:四角錐・板状
比重:3.27
条痕:白緑色
劈開:不完全
断口:亜貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.74-1.82
発見年:1818年

青色の錐型結晶が美しいスコロド石です。透明感のある結晶は稀な方なのでそれなりに良いものかなと。砒素を含む鉱物ですので直接手で触るのは止めた方がよいのですが、普通に触って普通に手を洗って。
危険な鉱物がこれだけあると長生きできそうにないのですが、まぁそれはそれ。
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ブルークォーツ

青水晶
Blue Quatz【Itinga,Minas Gerais/Brazil】■36mm


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系
SiO2
硬度:7
晶癖:柱状
比重:2.7
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.55
発見年:−

水晶には様々な色彩のものがあるように一見見えますが、実のところ不純物に因る発色だったりするわけで。その際たる物が青水晶でしょうか。青いと言ってもそのインクルージョンによって灰色っぽいものから紺色まで様々。
鮮やかな青色透明な水晶が見つかったら・・・複雑。
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シャッタカイト

シャッタク石
Shattuckite【Kandesei,Kaokoland/Namibia】■28mm


珪酸塩鉱物(ゲルマニウム酸塩)・斜方晶系
Cu5[(OH)2|(SiO3)4]
硬度:3.5
晶癖:針状・葡萄状
比重:4.11
条痕:青色
劈開:完全
断口:不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.75-1.81
発見年:1914年

シャッタカイトは比較的珍しい青色の美しい銅鉱物です。日本人は青色に敏感であると言われています。同じように見える青の鉱物ですが、この柔らかい水彩のような青色はまた独特の心情を感じさせます。
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カルカンサイト

胆礬
Chalcanthite【SantaCruz,Arizona/USA】■30mm


硫酸塩鉱物・三斜晶系
CaSO4・5H2O
硬度:2.5
晶癖:鍾乳状・霜柱状
比重:2.5
条痕:無色
劈開:完全
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.516
発見年:1853年

天然にできる硫酸銅がカルカンサイト。和名で胆礬と言いますがこちらの名前の方が少しは知れているのかも。
カルカンって聞くと、どうしても鹿児島銘菓「軽羹(かるかん)まんじゅう」を思い出してしまって。
あの妙な食感が・・・って全く関係がない。
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アンハイドライト

硬石膏
Anhydrite【Naica,Chihuahua/Mexico】■91mm


硫酸塩鉱物・斜方晶系
CaSO4
硬度:3.5-4
晶癖:板状・塊状
比重:2.97
条痕:白色
劈開:3方向完全
断口:割れやすい
光沢:ガラス・真珠光沢
屈折率:−
発見年:1804年

和名では硬石膏と呼ばれるアンハイドライト。確かに石膏と比べて水酸基が抜けた結晶構造をしています。でも鉱物上は別の鉱物。面倒なので石膏カテゴリに入れようかなって思ったのですがやはり違うし。
もう石膏グループでいいんじゃないかと思うんですけど。
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ブルースピネル

尖晶石
Blue Spinel【Gilgit/Pakistan】■22mm


酸化鉱物・等軸晶系
MgAl2O4
硬度:7.5-8
晶癖:八面体
比重:3.6
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.71-1.73
発見年:−

スピネルの中でもブルースピネルだけは結晶がほとんどでてきません。綺麗なルースはあるので存在しないわけではないようですが原因は今のところ判らないようです。
ここにあるのはこれでも珍しいってことで。
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ベニトアイト

ベニト石
Benitoite【San Benito,California/USA】■45mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系
BaTiSi3O9
硬度:6-6.5
晶癖:板状・錐状
比重:3.68
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.757-1.804
発見年:1907年

雪原に散りばめられた青い宝石のようなベニトアイト。この鉱物に関しては特に、この静かなコントラストを楽しめる原石が好みでして。
まさに冬に相応しいと思って掲載してみたり。
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インディゴライト(エルバイト)

リチア電気石
Elbite var.Indigolite【Isle of Elba/Italy】■16mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
硬度:7-7.5
晶癖:柱状・針状
比重:3.0-3.2
条痕:無色または灰色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.61-1.64
発見年:1913年

濃い青色のリチアトルマリンはインディゴライト(Indigolite)と呼ばれています。日本人は青色に敏感なのだそうで僅かな色彩の違いを感じ取ることが出来るのだそうです(かわりに赤色に弱いそうなのですが)。だから緑から青色の石に特に惹かれるのでしょうか。
トルマリンはいろいろ種類がある上に独特の幻想的な雰囲気をもっているので見ていて飽きないです。
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ラブラドライト

曹灰長石
Labradorite【Madagascar】■36mm


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・三斜晶系
Ab50An50−Ab30An70
硬度:6-6.5
晶癖:塊状
比重:2.7
条痕:白色
劈開:完全
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.56-1.57
発見年:1770年

私にとってはなんとなく光と影みたいな印象を持つそんな何とも言えない感じのする石。
ラブラドライトの青く深い光は柔らかく幻想的ですが、灰の地色に黒ゴマが降った様な本体の色彩は何かを連想させます。・・・えぇっと、黒ゴマプリン。
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ボレアイト

ボレオ石
Boleite【Santa Rosalia/Mexico】


ハロゲン化鉱物・正方晶系
KPb26Ag9Cu24Cl62(OH)48
硬度:3-3.5
晶癖:サイコロ状・偽八面体・偽斜十二面体など
劈開:一方向に完全/一方向に良好
条痕:緑帯青色
比重:2.57
断口:不平坦
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:2.0
発見年:1891年

カリフォルニア半島のボレオで採れる、超が付くレアストーンがこの謎の青キューブ。組成式も最近確定したそうで、銅と鉛と銀を含み非常に複雑です。
角が綺麗に残っているちんまりとかわいい石です。
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ラズライト

天藍石
Lazulite【RapidCreek,Yukon/Canada】


燐酸塩鉱物・単斜晶系
MgAl2(PO4)2(OH)2
硬度:5-6
晶癖:錘状
比重:3.1
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.61-1.64
発見年:1795年

水晶とシデライトが共生しているラズライトの結晶集合体です。青く綺麗で複雑な結晶をしています。
カナダ産ラピッドクリークのラズライトは色が暗いことで知られていまして、写真でも黒っぽくなりがちなのですがなんとか綺麗な青が撮れてよかったのです。
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ペンタゴナイト

ペンタゴン石
Pentagonite【Maharashtra/India】


珪酸塩鉱物(フィロ珪酸塩)・斜方晶系
Ca(VO)Si4O10・4H2O
硬度:3-4
晶癖:柱状
比重:2.2-2.3
条痕:白色
劈開:良好
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.54-1.55
発見年:1973年

カバンサイトの双子の妹みたいなのがペンタゴナイト。なんせ、結晶の形が微妙に違う(先が尖っている)以外は瓜二つです。この結晶みたいに連晶していればすぐわかりますけど、単結晶だとパッと見では判りにくいときも。
みるからに繊細な結晶です。
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ブルーカルセドニー

青玉髄
Blue Chalcedony【Malawi】】■42mm


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系
SiO2
硬度:7
晶癖:微晶質
比重:2.7
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:樹脂光沢・無艶
屈折率:−
発見年:−

玉髄の中でも乳青色のものは少々扱いが上で、特にマラウィのブルーカルセドニーは綺麗なものが多い気がします。清涼感のある水色が味わいある綺麗な石です。青色の着色原因はまだ良くわかっていないそうです。
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カイアナイト

藍晶石
Kyanite【Minas Gerais/Brazil】■60mm


珪酸鉱物(ネソ珪酸塩)・三斜晶系
Al2SiO5
硬度:4.5(直角には7)
晶癖:刃状
比重:3.6
条痕:無色
劈開:完全
断口:繊細で脆い
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:1.71-1.73
発見年:−

薄い板状の綺麗な青が特徴のカイアナイトです。
カイアナイトは表面が白く擦れているのがほとんどなので、このように青く透明な部分が残っているのはなかなか貴重です。
そういやペンダントも擦れがない大きな青色だし。青いものに恵まれているのかな・・。
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アイオライト

菫青石
Iolite【Madras/India】


珪酸鉱物(サイクロ珪酸塩)・斜方晶系
(Mg,Fe)2Al4Si5O18
硬度:7-7.5
晶癖:短柱状・粒状
比重:2.60-2.66
条痕:白色
劈開:明瞭
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.53-1.57
発見年:1813年

紺桔梗、紅桔梗という言葉は青色と紫色を指す和名なのですが、まさにそれを表している石がアイオライト。
持つ人を選ぶとか言われているようで、その宝石は知っていましたが手にすることはありませんでした。アメリカで手作りの綺麗なペンダントを購入したのですが、実はそれが珍しいアイオライトであったことは後で気づいたのです。
この石、見ればみるほど神秘的な雰囲気をしています。
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オパール

蛋白石
Opal【Australia】


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・非晶質
SiO2・nH2O
硬度:5-6
晶癖:塊状
比重:1.9-2.3
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.37-1.47
発見年:−

オパールというのが何で宝石として名のあるものなのだろうと思っていました。
独特な光の模様が絵の具を溶かしたようで気持ち悪く、あまり好きになれない石でしたが。なんのことはない、作りが悪いものしか見たことがなかったわけです。
結局一つの視点だけで本当の姿を知ることは出来ないのですね。
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メノウ

瑪瑙
Agate【Brazil】


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
SiO2
硬度:7
晶癖:潜晶質
比重:2.7
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:脂肪・ガラス光沢
屈折率:−
発見年:−

石英なのでもっと巷にあふれていても良い鉱物なのですが、意外と見かけないのがアゲート。
和名の瑪瑙って「馬の脳」という意味なのですが、良く見る瑪瑙はスライスされたものばかり。なんでそんな名前なのかと全然見当も付かず。
ある日その意味が良くわかる原石を見つけたのですが、・・・あぁ気持ち悪い。写真は当然載せません。
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ブルーレースアゲート

縞瑪瑙
Bluelace Agate【SouthAfrica】■57mm


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
SiO2
硬度:7
晶癖:潜晶質
比重:2.7
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:脂肪・ガラス光沢
屈折率:−
発見年:−

綺麗な縞をもった瑪瑙は多いですが、とりわけ綺麗な水色に白縞と言えばやはりこのブルーレースアゲート。清楚だけど少し男の子っぽいところのある少女みたいなイメージを持っています。なんだか伝わりにくい表現かもしれませんが、私の認識はこんな感じです。
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blog information

【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
フリーランスのシステムエンジニアとして日々研鑽中。
世界の天然石コレクターを目指して勉強中。
カード占いも修行中。
パソコン歴25年
石を集めたり、歌うたったり
絵を描いたりして生活している謎の人です。
興味のある方はこちらにメールしてくださいまし。

>> このサイトについて
「ホシノカケラ」は、この地球の作り出す星の欠片を集めながらその本当の姿を紹介しつつ、世界的コレクターを目指そうという大それたサイトです(笑)。 ので基本的にはアンフェル自身のコレクションですが、一人ではそんなすごい石は見つかりませんって場合は、協力していただいていたりもします。(その場合は誰々さん協力の旨を写真に添えています。) どうか長い目でお付き合いくださいまし。

>> この子誰?
このサイトと石を守ってくれている「栞」ちゃんです。イメチェンしてみました。
気まぐれです。居るだけだったりします。
日本人として漫画・アニメ文化は必須なので敢えてチャレンジ。


リンク先は”http://annfell.angelhigh-law.com/”で設定して下さい。リンクフリーですが、ご一報いただけると嬉しいです。(バナーです↓)

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>> 鉱物とカテゴリーについて
鉱物は1種類1ページで紹介しています。(登録数が 300種類になりました。)
種類については一般的と思われる場合には流通名でも分けています。 カテゴリーは基本的に鉱物グループごとになっています。ただしグループに属していないものや、グループに加えてしまうと判らなくなってしまいそうな場合は、個別に分類しています。
>> 英名と産地の横にある■の寸法
写真全体の横幅を○mmとして見てくださいという意味です。機器によって表示される画像の幅が一定ではないですし、かといって鉱物の寸法は測りづらいし。
>> 検索について
検索する場合、そのキーワードが含まれているページが全てヒットします。 例えば地名(”Brazil”とか)や、鉱物の分類名(”元素鉱物”とか)で検索するとかしてみると検索結果がいい感じです。 色彩検索は鉱物を色別で眺めることができます。うちの鉱物基準ですが。
>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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