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ボラサイト

方硼石
Boracite【Thuringia/Germany】■15mm


硼酸塩鉱物・斜方晶系
Mg3(B7O13)Cl
硬度:7-7.5
晶癖:四面体
比重:2.97
条痕:白色
劈開:なし
断口:不平坦・亜貝殻状
光沢:ガラス・金剛光沢
屈折率:1.65-1.67
発見年:−

ドイツ産では単結晶で母岩についている緑色のものが知られているらしいですが、地方が違うとこのように色も産出状況も変わっています。この産地のものは母岩に集合体のようについていて、簡単な衝撃でバラバラと単結晶に分離してしまうようなものです。
いくつかある中から一番綺麗に撮れたものを家に飾っています。
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クリソコラ

珪孔雀石
Chrysocolla【Pinal Co.,Arizona/USA】■30mm

第2版


珪酸塩鉱物(フィロ珪酸塩)・単斜晶系
Cu2H2(Si2O5)(OH)4・nH2O
硬度:2-4
晶癖:塊状
比重:2.0-2.4
条痕:淡青色
劈開:なし
断口:不平坦
光沢:油脂光沢
屈折率:−
発見年:−

孔雀石(マラカイト)に対して、珪酸塩なので珪孔雀石という。鮮やかな青色が特徴の銅鉱物です。クリソコラの上に微細な水晶が覆いかぶさっているドゥルージーと呼ばれるタイプの結晶ですが、そのおかげで綺麗に煌いていて見えます。
針状結晶もあるのですが、より綺麗で、「らしい」方を載せてみました。
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ブルートパーズ

ブルートパーズ
Blue Topaz【Minas Gerais/Brazil】■118mm

第2版


珪酸塩鉱物・斜方晶系
Al2SiO4F2
硬度:8
晶癖:柱状
比重:3.4-3.6
条痕:無色
劈開:底面に完全
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.62-1.63
発見年:−

非常に端正な結晶をしている大きな天然ブルートパーズの原石です。
初期の頃の写真は、今となっては微妙な感じのものもあって、今回はブルートパーズを撮り直し。ようやく納得良く写真が撮れました。
トパーズはバックが黒いと少々色濃く見えますが、そもそもその色彩はどこから発色しているのか。いつも見ていますが未だに不思議な感覚にさせる美しい鉱物なのです。
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ハックマナイト

ハックマン石
Hackmanite【Sar-E-Sang,Badakhshan/Afghanistan】■12mm


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・等軸晶系
Na8Al6Si6O24(Cl2,S)
硬度:5.5-6
晶癖:菱形12面体(結晶面がある場合)
比重:2.3
条痕:白−明るい青色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.46
発見年:1980年代

ハックマナイトと言えば、紫外線で変色する鉱物の中でもここ数年で知られるようになった、パワーストーンなどでも名のある鉱物です。
このハックマナイトは普通に見かける紫のものとはかなり違っていて、青く綺麗に結晶しているというかなりのレア加減。分析結果では硫黄入りですので、鉱物的には間違いないのですが変色はかなり微妙らしいです。
個人的にはこちらのほうがソーダライト色をしているので、真のハックマナイトらしいと思っているのですが、どうなんでしょう。
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アクアマリン

藍玉
Aquamarine【Erongo/Namibia】■40mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系
Be3Al2Si6O18
硬度:7.5-8
晶癖:柱状
比重:2.6-2.8
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.57-1.58
発見年:−

六角柱の淀みない綺麗な結晶と水のような透明感を持つアクアマリンの原石です。
光が透き通り青く反射する水の色はまさにアクアマリンの名の通りです。
地球が生み出す結晶の中でもこの幾何学的な青の柱は、何か特別な神秘性を感じさせてくれます。
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スミソナイト

菱亜鉛鉱
Smithsonite【Magdalena,New Mexico/USA】■55mm


炭酸塩鉱物・六方晶系/三方晶系
ZnCO3
硬度:4.5
晶癖:菱面体・葡萄状
比重:4.3
条痕:白色
劈開:三方向に完全
断口:不平坦−貝殻状
光沢:真珠・樹脂光沢
屈折率:1.62-1.85
発見年:−

ニューメキシコのケリー鉱山から産出するスミソナイトは非常に綺麗な青緑色をしています。この結晶は形も色も良いのですが少し暗く見えます。実はこの結晶はなかなか見ることができない面白い特徴を持っていて、そのおかげでこのような色彩になっているのですが・・・。
それは続きの写真にて明らかになるのですよ。
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セルレアイト

擬トルコ石
Ceruleite【EmmaLouise,Huanaco/Chile】■37mm


砒酸塩鉱物・三斜晶系
Cu2Al7(AsO4)4(OH)13・12H2O
硬度:5-6
晶癖:塊状
比重:2.7
条痕:白青色
劈開:−
断口:−
光沢:樹脂光沢
屈折率:1.6
発見年:1976年

ターコイズの空色が油絵の具としたら、このセルレアイトの水色は水彩絵の具。セルリアンブルーの名前を持つ淡く儚げな色彩の鉱物です。
トルコ石の陰に隠れて和名がどうでもいい扱いなのが可哀想すぎます。
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アマゾナイト(マイクロクリン)

微斜長石
Microcline var.Amazonite【Konso/Ethiopia】■37mm


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・三斜晶系
KAlSi3O8
硬度:6-6.5
晶癖:短柱状
比重:2.6
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢・無艶
屈折率:1.53
発見年:−

以前紹介していた初期の頃に入手したものは、薄い青緑の綺麗なものでしたが結晶はハッキリしたものではありませんでしたので探していました。結晶の綺麗な水色のアマゾナイトもまた魅力的な雰囲気を持っています。
アマゾン=縞という連想をしていたのですが、最近そういうの見ないかも。
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フォスフォフィライト

燐葉石
Phosphophyllite【CerroRico PotosiCity/Bolivia】■15mm


燐酸塩鉱物・単斜晶系
Zn2Fe2+(PO4)2・4H2O
硬度:3-3.5
晶癖:柱状
比重:3.1
条痕:白色
劈開:完全
断口:不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.59-1.62
発見年:1920年

名前が複雑な鉱物はだいたい希産鉱物なのですが、この「フォスフォフィライト」は鉱物界でもトップを争う美しさと珍しさと名前のややこしさを持った鉱物です。(もちろんライバルはジェレメジェバイトなのです)
この幻想的な透明感が非常に魅力的です。
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ローザサイト

ローザ石
Rosasite【Mapimi,Durango/Mexico】


炭酸塩鉱物・単斜晶系
(Cu,Zn)2(CO3)(OH)2
硬度:4
晶癖:繊維状・ブドウ状
比重:4.1
条痕:水色
劈開:垂直方向に完全
断口:裂けやすい
光沢:絹糸光沢
屈折率:1.672
発見年:1908年

母岩の黒と青緑色のローザサイトのコントラストが非常に魅力的なローザサイトのクラスターです。ローザサイトの上に透明なカルサイトがかぶっている為に、ゼリーみたいな光沢になっています。
そのおかげで光を当てるとまるで宝石のように一斉に煌き幻想的な風合を作り出します。
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オーリチャルサイト

水亜鉛銅鉱
Aurichalcite【Gila Co.,Arizona/USA】


炭酸塩鉱物・斜方晶系
(Zn,Cu)5(CO3)2(OH)6
硬度:1-2
晶癖:針状・繊維状
比重:3.77
条痕:水色
劈開:良好
断口:不平坦
光沢:絹糸光沢
屈折率:1.65
発見年:1839年

銅に因る青色をした鉱物はどれも濁りの無い冴えた色をして気持ちがいいのですが、オーリチャルサイトもその一つ。手持ちの資料には載っていましたがかなりマイナー鉱物ですので、まあ見かけません。
と思って紹介したら、まさにその日にリンク先のサイトでオーリチャルサイトが紹介されていたという。
不思議なものです。
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ターコイズ

トルコ石
Turquoise【State of Arizona/USA】■44mm


リン酸塩鉱物・三斜晶系
CuAl6(PO4)4(OH)8・4H2O
硬度:5-6
晶癖:塊状
比重:2.6-2.8
条痕:白色〜緑
劈開:良好
断口:貝殻状
光沢:無艶
屈折率:−
発見年:−

ネイティブアメリカンの聖なる石がターコイズです。
アリゾナの各地で採れるものはその地域ごとに特徴があります。
キングマン鉱山から採れるのは、綺麗な空色のターコイズ(トルコ石)です。
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ブルーオパール

蛋白石
Blue Opal【Brazil】


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・非晶質
SiO2・nH2O
硬度:5-6
晶癖:塊状
比重:1.9-2.3
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.37-1.47
発見年:−

オパールはなんとなく敬遠していたのでしたが、このオパールを手にしてから調べてみました。
そうするとブルーオパールは基本的に不透明であることを知って吃驚したわけです。確かに手に入る範囲の情報では透明なブルーオパールはない様子。とはいえここにありますし。

私の手元には「そんなのない」と言われていた石が幾つかあります。
存在しないのではなく見たことがないだけの話であって、自分の世界の範疇で物事を決めてしまうのは自らの可能性を閉じることなのだなぁと思ったのでした。
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セレスタイト

天青石
Celestine【Madagascar】


硫酸塩鉱物・斜方晶系
CrSO4
硬度:3-3.5
晶癖:板状
比重:4.0
条痕:白色
劈開:完全
断口:不平坦
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:1.62-1.63
発見年:1791年

天青石という和名に相応しい、神秘的な青を持つのがセレスタイトです。
小ぶりな結晶ですが透明感があるので非常に綺麗です。
大きな結晶も意外と簡単に手に入るのですが、置き場に困るので考えます。
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ラリマール(ペクトライト)

ソーダ珪灰石
Pectolite var.Larimar【Dominica】■47mm


珪酸塩鉱物(イノ珪酸塩)・三斜晶系
NaCa2Si3O8(OH)
硬度:4.5-5
晶癖:塊状
比重:2.8-2.9
条痕:白色
劈開:完全
断口:不平坦
光沢:ガラス・絹糸光沢
屈折率:-
発見年:1974年

ブルーのペクトライトはラリマール(ラリマー)という名前で流通している、「カリブのトルコ石」とか言われている非常に人気の石です。
模様を際立たせるために一般に研磨されてしまうので、この石は「研磨されていない」という意味で珍しい原石です。
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パライバトルマリン

含銅リチア電気石
Paraiba Tourmaline【Estado de Paraiba/Brazil】■26mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
硬度:7-7.5
晶癖:柱状・針状
比重:3.0-3.2
条痕:無色または灰色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:樹脂・ガラス光沢
屈折率:1.61-1.64
発見年:1989年以前

ブラジルはパライバ州から出てきた、非常に綺麗な空色のトルマリンがパライバトルマリンです。
銅の混入に因る鮮やかな水色は南国の空や海の色を連想させます。今では原石を手に入れること自体が難しいため、大き目の母岩付き結晶は貴重だと思われます。
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【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
フリーランスのシステムエンジニアとして日々研鑽中。
世界の天然石コレクターを目指して勉強中。
カード占いも修行中。
パソコン歴25年
石を集めたり、歌うたったり
絵を描いたりして生活している謎の人です。
興味のある方はこちらにメールしてくださいまし。

>> このサイトについて
「ホシノカケラ」は、この地球の作り出す星の欠片を集めながらその本当の姿を紹介しつつ、世界的コレクターを目指そうという大それたサイトです(笑)。 ので基本的にはアンフェル自身のコレクションですが、一人ではそんなすごい石は見つかりませんって場合は、協力していただいていたりもします。(その場合は誰々さん協力の旨を写真に添えています。) どうか長い目でお付き合いくださいまし。

>> この子誰?
このサイトと石を守ってくれている「栞」ちゃんです。イメチェンしてみました。
気まぐれです。居るだけだったりします。
日本人として漫画・アニメ文化は必須なので敢えてチャレンジ。


リンク先は”http://annfell.angelhigh-law.com/”で設定して下さい。リンクフリーですが、ご一報いただけると嬉しいです。(バナーです↓)

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>> 鉱物とカテゴリーについて
鉱物は1種類1ページで紹介しています。(登録数が 300種類になりました。)
種類については一般的と思われる場合には流通名でも分けています。 カテゴリーは基本的に鉱物グループごとになっています。ただしグループに属していないものや、グループに加えてしまうと判らなくなってしまいそうな場合は、個別に分類しています。
>> 英名と産地の横にある■の寸法
写真全体の横幅を○mmとして見てくださいという意味です。機器によって表示される画像の幅が一定ではないですし、かといって鉱物の寸法は測りづらいし。
>> 検索について
検索する場合、そのキーワードが含まれているページが全てヒットします。 例えば地名(”Brazil”とか)や、鉱物の分類名(”元素鉱物”とか)で検索するとかしてみると検索結果がいい感じです。 色彩検索は鉱物を色別で眺めることができます。うちの鉱物基準ですが。
>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
フォトブック
【MyBookにてフォトブックを作ってみました。】
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