PLUS

 

サニディン

玻璃長石
Sanidine【Benono,Betroka/Madagascar】■30mm

第2版


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・三斜晶系
(K,Na)AlSi3O8
硬度:6
晶癖:短柱状
比重:2.56
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.51-1.53
発見年:1808年

結晶の形が綺麗に残っている玻璃長石です。長石は結晶の形が残っているものが余り出回っていなく(綺麗なものは大抵宝石にされるからでしょうか・・)その意味でも珍しいです。
この長石も黄色なので、うちの他の長石とも見分けが付け辛いところが何とかなってくれないかと思ったりもしますが、綺麗なので良しと。
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スツルマナイト

スツルマン鉱
Sturmanite【N'Chwaning III/SouthAfrica】■38mm


硫酸塩鉱物・三斜晶系
Ca6(Fe3+,Al,Mn3+)2[B(OH)4](OH)12・25H2O
硬度:2-2.5
晶癖:針状・六角柱状
比重:1.84
条痕:白色
劈開:完全
断口:−
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.49-1.50
発見年:1981年

エトリンガイトと同じく蛍光イエローな発色が美しいスツルマン鉱です。まぁハッキリ言って同じ鉱物みたいなものです。
とても綺麗ですよね、当時の写真は。
いや、夏を過ぎたらですね、ちょっと色がですね・・・
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ダイアスポア

ダイアスポア
Diaspore【Milas Prov.,Mugla/Turkey】■42mm


酸化鉱物・単斜晶系
AlO(OH)
硬度:6.5-7
晶癖:柱状
比重:3.38
条痕:白色
劈開:完全
断口:亜貝殻状
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:1.68-1.75
発見年:1801年

ダイアスポアはV字型に双晶ができることがあることで知られていて、ダイアスポアと言えば「それ」みたいなものなのです。ということで・・・まぁV字双晶なダイアスポアです。
この宝石質な輝きが美しいことこの上ないです。自画自賛。
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アンブリゴナイト

アンブリゴ石
Amblygonite【Aracuai,MinasGerais/Brazil】■22mm



燐酸塩鉱物・三斜晶系
LiAl(PO4)F
硬度:5.5-6
晶癖:柱状
比重:3.13
条痕:白色
劈開:完全
断口:不平坦・亜貝殻状
光沢:ガラス・真珠光沢
屈折率:1.57-1.61
発見年:1818年

黄色い石が多くなってきたような気がする今日この頃ですが、モンブラサイトと類質同像な鉱物からアンブリゴナイト。・・・って知る人は少ないでしょうね。むーん。
宝石質の石とはいえ、コレクター向け以外に出回らないようなまさにコレクターストーンですし。
まぁ、そういう石もあるということでして。
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ショータイト

ショート石
Shortite【Mont Saint-Hilaire,Quebec/Canada】■17mm


炭酸塩鉱物・単斜晶系
Na2Ca2(CO3)3
硬度:3
晶癖:短柱状
比重:2.60
条痕:青色
劈開:良好
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.53-1.57
発見年:1939年

あのモンサンチレールから採れるマイナー鉱物、ショート石です。この産地のものは黄色味が強く写真のような形のものが母岩にペコペコついている状態で出てくるようです。
まぁちょっと訳があって写真の面がぼこぼこなんですけど・・・。
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チャルコパイライト

黄銅鉱
Chalcopyrite【Madan,Rhodope Mts/Bulgaria】■25mm

第2版


硫化鉱物・正方晶系
CuFeS2
硬度:3.5-4
晶癖:四面体
比重:4.1-4.3
条痕:緑黒色
劈開:不明瞭
断口:不平坦
光沢:金属光沢
屈折率:−
発見年:−

内輪では金色の折り紙と評された、新鮮美麗なチャルコパイライトの結晶です。
スファレライトとガレナの母岩の上に広がる水晶とカルサイトのクラスターに咲く黄金のチャルコパイライト、といった風情で見た目もキャストも豪華絢爛です。
この美しい色もいずれは下の写真のような感じになると思うと・・・あぁ無常。
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オータナイト

燐灰ウラン鉱
Autunite【Brazil】■13mm


燐酸塩鉱物・正方晶系
Ca(UO2)2(PO4)2・11H2O
硬度:2-2.5
晶癖:板状・葉片状
比重:3.14
条痕:真珠黄色
劈開:一方向に完全
断口:不平坦
光沢:真珠・ガラス光沢
屈折率:1.55-1.57
発見年:1852年

この鉱物の蛍光に魅せられる人もいらっしゃいますが、一応危険物。
えぇ、私は鉱物蒐集家ってものですし、紹介するのも使命になっていますからいいんですよ。
誕生日プレゼントでこうやって鉱物頂けてるのがありがたいです。
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リヒテライト

リヒター閃石
Richterite【Kokscha Valley,Badakhshan/Afghanistan】■35mm


珪酸鉱物(イノ珪酸塩)・単斜晶系
Na(CaNa)Mg5Si8O22(OH)2
硬度:5-6
晶癖:繊維状
比重:3.0-3.5
条痕:白色
劈開:完全
断口:不平坦−脆い
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.61-1.63
発見年:1865年

リヒター閃石は比較的名前が知られている鉱物です。石綿で。
このように透明感があるものはかなり珍しいのですが、そういうわけで宝石にはできません。
しかしどこかでみたなぁと思ったこの色彩、ジャスミン茶ですね。
良い香りがしてきそうな気がしてきたですよ。
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エルバイト

リチア電気石
Elbaite【Pabrok/Afghanistan】■27mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
硬度:7-7.5
晶癖:柱状・針状
比重:3.0-3.2
条痕:無色または灰色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:油脂・ガラス光沢
屈折率:1.61-1.64
発見年:−

カラフルなトルマリンといえば、大体がリチアトルマリン(エルバイト)です。トルマリンは圧力または熱を加えると電気を発生する珍しい石です。
宝石やビーズとしても人気が高いですが、その結晶も芸術品的です。
しかしこの宝石質な透明トルマリン、写真で質感を捉えるのが難しいのです。
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ソーマサイト

ソーマス石
Thaumasite【Kuruman/SouthAfrica】■19mm


硫酸塩鉱物・六方晶系
Ca3(SO4)[Si(OH)6]CO3・12H2O
硬度:3.5
晶癖:針状・六角柱状
比重:1.89
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.46-1.50
発見年:1878年

ソーマサイトはコンクリート業界では別の意味で知られているという鉱物です。
端正で大きめの結晶が3つほど付いているものなのですが、元々アメリカのLeavitt夫妻のコレクションだったものだけあって感心するほどの完成っぷりです。
誰かのコレクションだったものを引き継いでコレクションするというのは何となく感慨深いものです。
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クライオフェン(スファレライト)

クライオフェン
Sphalerite var.Cleiophane【Madan/Bulgaria】■18mm


硫化鉱物・等軸晶系
ZnS
硬度:3-4
晶癖:四面体・十二面体
比重:3.9-4.1
条痕:褐色
劈開:六方向に完全
断口:貝殻状
光沢:樹脂・金属光沢
屈折率:2.4
発見年:−

ブルガリアの代表鉱物の一つクライオフェンは、スファレライトの中でも透明度が抜群のものです。しかも形が変。・・・というよりそうだったから手にとってしまったんですけど。
ブルガリアと言えば、私にとっては新体操とヨーグルトというイメージしかないのですが、東欧らしい雰囲気の国ですね。鉱物もそんな感じの雰囲気が漂っています。多分。
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スキャポライト

柱石
Scapolite【TamilNadu/India】■39mm


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・正方晶系
Na4Al3Si9O24Cl
硬度:5-6
晶癖:柱状
比重:2.5-2.7
条痕:白色
劈開:良好
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.53-1.60
発見年:1866年

柱石(スキャポライト)の種類は色や見た目では判断がつかないので、実のところ「詳しく分析していないので柱石ということで」柱石にされているものは多々あります。
が、そこまで拘るのは一部の人(私も)だけですし。
とはいえ良質とされる紫色をここに据えると、うちのマリアライトと見分けがつかないので、黄色の柱石にしてみました。
うぅん、でもなんだろうこの普通加減・・・
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ヘリオドール

緑柱石
Heliodor【Zelatoya Vada/Tajikistan】■41mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系
Be3Al2Si6O18
硬度:7.5-8
晶癖:柱状
比重:2.6-2.8
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.57-1.58
発見年:−

太陽を意味するヘリオスの名前をもつ黄色のベリルです。綺麗な六角柱の形状と宝石質の透明度をもつ見事な結晶です。
うちのアクアマリンとサイズが同じなので、ベリル同士で兄弟のようです。
写真を撮り直すとこれまた美しく写りました。うん、いいかんじ。
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イエローサファイア

イエローサファイア
Yellow Sapphire【Srilanka】■26mm


酸化鉱物・六方晶系/三方晶系
Al2O3
硬度:9
晶癖:錐状・樽状
比重:4.0-4.1
条痕:無色
劈開:なし
断口:貝殻状−不平坦
光沢:金剛・ガラス光沢
屈折率:1.76-1.77
発見年:−

綺麗な樽状結晶をした宝石質の天然イエローサファイアです。
天然当たり前と思われるかもしれませんが、サファイアは加熱することで人工的に色がつけられるので注意が必要です。ピンクとか青色なんかはほとんどそうらしいので特に。
原石も宝石も写真を取り直してみました。よりそのイメージを伝わったのでしたら幸いです。
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リビアン・ガラス

リビアガラス
Libyan Desert Glass【Libyan Desert/Egypt】■38mm


非晶質
SiO2+他
硬度:5
晶癖:塊状
比重:2.40
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.48-1.51
発見年:−

エジプトに広がるサハラ砂漠の西側、リビア砂漠地帯で見つかるガラスがリビアン・ガラスです。太古に落ちた隕石によって生成された天然のガラスということで、モルダバイトと同じく「宇宙のロマン」な感じを醸し出しているところが人気な理由かと。
黄色の飴玉みたいな甘い色彩が良い感じです。
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スファレライト

閃亜鉛鉱
Sphalerite【Talcville,NewYouk/USA】■13mm


硫化鉱物・等軸晶系
ZnS
硬度:3-4
晶癖:四面体・十二面体
比重:3.9-4.1
条痕:褐色
劈開:六方向に完全
断口:貝殻状
光沢:樹脂・金属光沢
屈折率:2.4
発見年:−

閃亜鉛鉱は通常、方鉛鉱(ガレナ)や黄銅鉱(チャルコパイライト)などと一緒に産出するものなのですが、カルサイトの上に乗っています。
一つ一つは1mm程度のものですが、綺麗に黄色くちゃんと結晶しているところが、頑張っている感じのちびクラスターです。
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マーカサイト

白鉄鉱
Marcasite【El-Hammam/Morocco】■30mm


硫化鉱物・斜方晶系
FeS2
硬度:6-6.5
晶癖:板状・柱状
比重:4.89
条痕:黒色
劈開:明瞭
断口:貝殻状
光沢:金属光沢
屈折率:−
発見年:−

モロッコでもかなり質の良いマーカサイトの結晶です。銀色というよりは金色っぽいですが、まだまだぴかぴかの金属光沢を放っています。保管が難しいとされる鉱物の一つです。しかも今からが一番難しい時期!
梅雨時期は人も鉱物もなんとなくだれてきますね・・・。
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ゴールド

自然金
Gold【Transylvania/Romania】■18mm


元素鉱物・等軸晶系
Au
硬度:2.5-3
晶癖:8面体・12面体・樹状
比重:19.3
条痕:黄金色
劈開:なし
断口:ぎざぎざ
光沢:金属光沢
屈折率:−
発見年:−

葉状になっている自然金の結晶です。かなり古いものらしく、また銀の含有量が少ないため一般的に見かける金より褐色がかっています。
色も形も綺麗な感じで、良い雰囲気を醸し出しています。
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リザーダイト

リザード石
Lizardite【Buskerud/Norway】■58mm


珪酸塩鉱物(フィロ珪酸塩)・六方晶系
Mg3Si2O5(OH)4
硬度:3.5-4
晶癖:塊状など
比重:2.5-2.6
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状
光沢:樹枝・油脂光沢
屈折率:1.54-1.56
発見年:−

サーペンティン(蛇)に属する石だからリザーダイト(蜥蜴)、かと思いきや、地名からその名が付けられた鉱物。英国のリザード半島から採れることからリザーダイトと呼ばれています。とかげっぽいからリザーダイトではないです。
とはいえ意外と蜥蜴っぽい模様だったりもするようで。
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バライト

重晶石
Barite【North Caucasus/Russia】■37mm


硫酸塩鉱物・斜方晶系
BaSO4
硬度:3-3.5
晶癖:板状、柱状
比重:4.5
条痕:白色
劈開:完全
断口:不平坦
光沢:ガラス・樹脂・真珠光沢
屈折率:1.63-1.65
発見年:1868年

バライトと聞くとあまり馴染みのない鉱物のようですが、バリウムは知っているのではないかと。そう、こいつなのですよ。・・って私は飲んだことないんですけどね。
まあその味はずっと知らないで過ごしたいもんです。
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ミラライト

ミラー石
Milarite【Tsumeb/Namibia】■14mm


珪酸塩鉱物(サイクロ珪酸塩)・六方晶系
K2Ca4Al2Be4(Si24O60)(H2O)
硬度:6
晶癖:短柱状・粒状
比重:2.52
条痕:白色
劈開:不完全
断口:不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.53-1.55
発見年:1870年

ミラライトはベリリウムを含んでいる極稀産鉱物です。無色透明な結晶が主流のようですが、出回るような鉱物ではないので、この結晶が初見です。1990年前後に少量出回ったようですが、あまり情報がないのでなんとも言えず。
メジャーなものはだいたい紹介しちゃったもんで、レアストーンが多くなりそうな予感・・・。
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エトリンガイト

エトリング石
Ettringite【Kuruman/SouthAfrica】■20mm


硫酸塩鉱物・三斜晶系
Ca6Al2[OH4|SO4]3・26H2O
硬度:2-2.5
晶癖:針状・六角柱状
比重:1.76
条痕:白色
劈開:完全
断口:−
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.56-1.59
発見年:1874年

稀産鉱物の一つエトリンガイトは、なんと比重が2以下。かなりの水分を含んでいるためすごく軽いです。というか持ってる感じがしません。とは言え水溶性で有毒鉱物のため取り扱いには要注意です。
・・・って普通には取り扱う人はいないか・・・
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レモンクォーツ

レモン水晶
Lemon Quatz【Tenkawa,Nara/Japan】■42mm


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系
SiO2
硬度:7
晶癖:柱状
比重:2.7
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.55
発見年:−

奈良県は天川村の五代松鉱山から産出したいわゆる「奈良レモン」と言われるレモン水晶です。その色彩からレモンクォーツと呼ばれているのがなんだかタンジェリンクォーツと同じパターンですが、結構昔からあります。
何でしょう、この柑橘系ネーミングは・・
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スターマイカ(マスコバイト)

星状白雲母
Muscovite var.Star Mica【Itinga,Minas Gerais/Brazil】■25mm


珪酸塩鉱物(フィロ珪酸塩)・単斜晶系
KAl2(Si3Al)O10(OH,F)2
硬度:2.5
晶癖:星状
比重:2.77-2.88
条痕:無色
劈開:底面に完全
断口:不平坦
光沢:真珠光沢
屈折率:1.58-1.61
発見年:−

雲母というのは鱗板状の形だったり、丸まったりと変わった形が多いのですが、スターマイカはその代表みたいな星型の雲母です。とはいえ、見ていて和める良い形のほうに変わっているのですけど。
・・・しまった、これはクリスマス用ですよ。
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ブラジリアナイト

ブラジル石
Brazilianite【Minas Gerais/Brazil】■31mm


燐酸塩鉱物・単斜晶系
NaAl3(PO4)2(OH)4
硬度:5-5.5
晶癖:短柱状
比重:3.0
条痕:無色
劈開:一方向に良好
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.60-1.62
発見年:1942年

国の名前が付いている鉱物は幾つかありますが、その代表みたいな石でしょうか。もう少し名前は捻った方が良いと思うのですけど・・・他にブラジルで採れる石は山ほどあるわけで、象徴石でもないし。
とか思ってみたのですが、ブラジルっぽい色彩の鉱物ですし良しとしましょう。
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ウルフェナイト

モリブデン鉛鉱
Wulfenite【Sonora/Mexico】■21mm


モリブデン酸塩鉱物・正方晶系
PbMoO4
硬度:2.5-3
晶癖:柱状・板状
比重:6.5-7.0
条痕:白色
劈開:顕著
断口:貝殻状−不平坦
光沢:油脂・亜金属光沢
屈折率:2.30
発見年:1845年

ウルフェナイトといえば、アメリカのとあるお店に並べられていた結晶を思い出します。
それは綺麗な黄色の透明板がたくさん付いた、博物館に置かれていてもおかしくない大型の結晶でした。
ということでそれがインプットされた頭ではなかなか望むものを見つけられないのです。
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シトリン

黄水晶
Citrine【Minas Gerais/Brazil】


珪酸鉱物(テクト珪酸塩)・六方晶系/三方晶系
SiO2
硬度:7
晶癖:柱状
比重:2.7
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.54-1.55
発見年:−

ブラジル・ディアマンティーナ産の天然シトリンです。
雲のようなファントムが見えるところが綺麗な珍しい結晶です。
かつては非常に濃い色のシトリンも産出していたようですが、今では淡い黄色のものしか見かけなくなりました。そもそも何も加工されていない天然のもの自体少ないのです。
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マリ・ガーネット(グランダイト)

マリガーネット
Grandite var.Mali【Mali】■14mm


珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)・等軸晶系
Ca3(Al,Fe)2(SiO4)3
硬度:7-7.5
晶癖:菱形12面体・偏菱24面体
比重:3.36-3.68
条痕:白色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.752
発見年:1994年

アフリカのマリ共和国で発見された黄緑色のガーネットです。この写真のマリガーネットは宝石質ですが結晶面がほとんど見られないラフなものです。他のガーネットに比べると輝きが若干鈍いのですが、独特の黄色い色調が他とは違う存在感を出しています。
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セレナイト(ジプサム)

透明石膏
Gypsum var.Selenite【Peru】■60mm


硫酸塩鉱物・単斜晶系
CaSO4・2H2O
硬度:2
晶癖:板状・柱状
比重:2.3
条痕:白色
劈開:完全
断口:割れやすい
光沢:亜ガラス・真珠光沢
屈折率:1.52-1.53
発見年:−

透き通った黄色が幻想的な美しさを魅せるセレナイトの結晶です。
ガラスのような煌きと儚さが他の鉱物とは違う雰囲気をだしています。
脆くて触れることもできない繊細さとはこういうことを言うのでしょうね。
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イエロータンザナイト(ゾイサイト)

灰簾石
Zoisite var.Yellow Tanzanite【Merelani Arusha/Tanzania】


珪酸塩鉱物(ソロ珪酸塩)・斜方晶系
Ca2Al3(SiO4)(Si2O7)O(OH)
硬度:6-7
晶癖:柱状
比重:3.2-3.4
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.69-1.70
発見年:1967年

黄色のゾイサイトは慣習的にイエロータンザナイトと呼ばれます。ティファニー社がそう呼んでるのでそれでよいのです。透明な宝石質のものはともあれ「タンザナイト」なのです。
宝石質のものとそうでないものを並べると、とても同じ石に見えないのは何故でしょう。
何故純粋なものは魅入るほどに美しい姿になるのでしょう。
いやはや不思議です。
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アングレサイト

硫酸塩鉱
Anglesite【Touissit/Morocco】


硫酸塩鉱物・斜方晶系
PbSO4
硬度:2.5-3
晶癖:板状、柱状、錐状
比重:6.4
条痕:無色
劈開:良好
断口:貝殻状
光沢:金剛・樹脂・ガラス光沢
屈折率:1.88-1.89
発見年:1832年

アングレサイトは鉛の硫酸塩で、ウェールズのアングレシー島に因んで名付けられた稀産鉱物です。最近では色付きはなかなかお目にかかれないそうです。
濃い黄色の発色が印象的な綺麗な結晶です。
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アダマイト

アダム鉱
Adamite【Mapimi,Durango/Mexico】■40mm


砒酸塩鉱物・斜方晶系
Zn2(AsO4)(OH)
硬度:3.5
晶癖:板状・柱状
比重:4.4
条痕:白色
劈開:良好
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.71-1.76
発見年:1866年

アダマイトは比較的初期の頃から知っていましたが、手に入れたのは遅め。なぜならこの蛍光鉱物は大体ブラックライトの下。おかげで某ショーなんかではブラックライトを当てられっぱなしなちょっと可哀想な鉱物だったりします。
でもブラックライトの光って個人的には気持ち悪いので・・・
そんな見せ方をしなくてもちゃんと綺麗な結晶しているのもあると知った鉱物です。
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バイタウナイト

亜灰長石
Bytownite【Chihuahua/Mexico】


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・三斜晶系
Ab30An70−Ab10An90
硬度:6-6.5
晶癖:短柱状・板状
比重:2.7
条痕:白色
劈開:完全
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス・真珠光沢
屈折率:1.57-1.59
発見年:1835年

非常に透明感の高い宝石質のバイタウナイトです。
透明すぎて中の層が表面にあるかのように映りこんでいます。
宝石質の産地、チワワ州ヌエバ・カサ・グランデスのもので、しかも他のコレクターさんが収集されていたものだけに綺麗なものです。
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オーソクレース

正長石
Orthoclase【Toliara/Madagascar】


珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)・単斜晶系
KAlSi3O8
硬度:6-6.5
晶癖:短柱状
比重:2.5-2.6
条痕:白色
劈開:完全
断口:亜貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.51-1.54
発見年:−

長石グループの代表を務めるのがオーソクレースです。
和名からして正長石ですし。でもあまり見かけませんね。
この結晶はかなり透明感が高くて、写真にすると光の加減でスケルトンって感じになっちゃいました。幻想的な柔らかい光が優しい感じです。
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ゴールデンカルサイト

方解石
Golden Calcite【Elmwood, Tennessee/USA】


炭酸塩鉱物・六方晶系/三方晶系
CaCO3
硬度:3
晶癖:複三方偏三角面体または菱面体
比重:2.7
条痕:白色
劈開:菱面体に完全
断口:亜貝殻状・脆い
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.48-1.66
発見年:−

エルムウッドのカルサイトは、透明度が高く金色の犬牙状結晶をしていることからゴールデンカルサイトと称されています。
鉱山は2003年に閉山してしまい、いまでは水の底。
希少性が高いだけでなく他のカルサイトにはない美しさを持っています。
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パイライト

黄鉄鉱
Pyrite【Logrono/Spain】■38mm


硫化鉱物・等軸晶系
FeS2
硬度:6-6.5
晶癖:立方体/八面体、五角十二面体
比重:5.0
条痕:緑黒色
劈開:なし
断口:貝殻状
光沢:金属光沢
屈折率:−
発見年:−

自然が作る造詣的神秘の代名詞といえばこのパイライトです。スペイン産のサイコロみたいに綺麗な金色の立方体が目を惹きつけます。
ほとんどダメージがない見事な結晶具合が美しいです。
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サルファー

硫黄
Sulphur【Sicily/Italy】


元素鉱物・斜方晶系
S
硬度:1.5-2.5
晶癖:両錐状・厚板状
比重:2.1
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:不平坦−貝殻状
光沢:樹脂・油脂光沢
屈折率:−
発見年:−

3cmと比較的大きく、結晶面も色彩も綺麗な硫黄の結晶です。
世界で最も綺麗な結晶と言われるイタリアのシシリー島産の硫黄は貴重です。
やはりニオイますけど。
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フローアパタイト

燐灰石
Florapatite【Durango/Mexico】■23mm


リン酸塩鉱物・六方晶系または単斜晶系
Ca5(PO4)3(F,OH,Cl)
硬度:5
晶癖:柱状/板状
比重:3.1-3.2
条痕:白色
劈開:不明瞭
断口:貝殻状−不平坦
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.63-1.64
発見年:1786年

弗素系のアパタイトは、正式にはフローアパタイトと呼びますが、まぁ普通アパタイトといったらこれです。母岩付きのものも見かけましたが、結局初期の頃に手に入れていたこの結晶が一番印象深いです。
不思議と綺麗なものほど小さいもので、美しさがより濃縮されるってことですかね。
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blog information

【アンフェル】
アンフェル
福岡育ちで東京在住。
フリーランスのシステムエンジニアとして日々研鑽中。
世界の天然石コレクターを目指して勉強中。
カード占いも修行中。
パソコン歴25年
石を集めたり、歌うたったり
絵を描いたりして生活している謎の人です。
興味のある方はこちらにメールしてくださいまし。

>> このサイトについて
「ホシノカケラ」は、この地球の作り出す星の欠片を集めながらその本当の姿を紹介しつつ、世界的コレクターを目指そうという大それたサイトです(笑)。 ので基本的にはアンフェル自身のコレクションですが、一人ではそんなすごい石は見つかりませんって場合は、協力していただいていたりもします。(その場合は誰々さん協力の旨を写真に添えています。) どうか長い目でお付き合いくださいまし。

>> この子誰?
このサイトと石を守ってくれている「栞」ちゃんです。イメチェンしてみました。
気まぐれです。居るだけだったりします。
日本人として漫画・アニメ文化は必須なので敢えてチャレンジ。


リンク先は”http://annfell.angelhigh-law.com/”で設定して下さい。リンクフリーですが、ご一報いただけると嬉しいです。(バナーです↓)

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>> 鉱物とカテゴリーについて
鉱物は1種類1ページで紹介しています。(登録数が 300種類になりました。)
種類については一般的と思われる場合には流通名でも分けています。 カテゴリーは基本的に鉱物グループごとになっています。ただしグループに属していないものや、グループに加えてしまうと判らなくなってしまいそうな場合は、個別に分類しています。
>> 英名と産地の横にある■の寸法
写真全体の横幅を○mmとして見てくださいという意味です。機器によって表示される画像の幅が一定ではないですし、かといって鉱物の寸法は測りづらいし。
>> 検索について
検索する場合、そのキーワードが含まれているページが全てヒットします。 例えば地名(”Brazil”とか)や、鉱物の分類名(”元素鉱物”とか)で検索するとかしてみると検索結果がいい感じです。 色彩検索は鉱物を色別で眺めることができます。うちの鉱物基準ですが。
>> 鉱物の分類
鉱物学では化学組成によって石を分類します。同一グループの化学式は似通っています。人種でいえばアングロサクソン系とか言っているのと同じです。
元素鉱物:単一元素のもの。金とかダイアモンドは有名。
硫化鉱物:硫黄と金属が結びついたもの。パイライトなど。
酸化鉱物:酸素と金属が結びついたもの。ルビーとか。
ハロゲン化鉱物:ハロゲン系元素と金属が結びついたもの。岩塩とか。
酸素酸塩鉱物:酸素と結びつく元素によって分類される。
・炭酸塩鉱物:CO3 を持つもの。
・硫酸塩鉱物:SO4 を持つもの。
・リン酸塩鉱物/ヒ酸塩鉱物:PO4/AsO4を持つもの。
・ホウ酸塩鉱物:BO3またはBO4を持つもの。
・ケイ酸塩鉱物:SiO4を持つもの。
>> 結晶系
石は結晶になりますが、その特徴を分類したものです。各面を繋いだ軸の方向や長さなどで分けられます。
立方晶系:パイライトやダイアモンドなど。
正方晶系:ルチルやジルコンなど。
六方晶系:エメラルドやアパタイトなど。
三方晶系:水晶やトルマリンなど。
斜方晶系:トパーズやペリドットなど。
単斜晶系:クンツァイトやマラカイトなど。
三斜晶系:長石など。
>> 硬度(モース硬度)
19世紀のドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが鉱物の硬さの指標としたもので、現在でも硬さを示す基準として使われています。 硬度は結局のところ原子結合の強さなので、強靭度や対衝撃度は別です。 なので床に落とすと見事に砕け散るのをみれるかもしれません。
1:タルク
2:ジプサム(石膏)
3:カルサイト
4:フローライト
5:アパタイト
6:長石
7:石英(水晶)
8:トパーズ
9:コランダム(ルビー・サファイア)
10:ダイアモンド
>> 鉱物学用語
【晶癖】:人種と一緒で、石もその種によって特徴的な形を示します。個体差もあります。
【比重】:同じ体積の水の質量との比率です。2.0なら水の2倍重いということです。
【条痕】:石を擦り付けた時にでる粉末の色です。見た目では区別しづらい石の種類を見分けるのに使えます。
【劈開】:石は割れやすい方向や割れやすさに差があります。"完全"に割れやすい、から"なし"(割れにくい)までで表現します。
【断口】:劈開の方向以外に割れた石の破断面の形状です。
【光沢】:表面の光の反射による質感です。金属光沢とそれ以外に分かれます。
【屈折率】:石に入った光の速度と方向の屈折を表す値です。高いと何故か輝いて見えます。
【発見年】:登録年と発見年に差がある場合もありますが、出来る限り調べてみています。
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【MyBookにてフォトブックを作ってみました。】
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